映画化

グリコ森永事件をモチーフにした塩田武士さんの作品は事件そのものではなくそれに翻弄された家族の悲劇にスポットを当てています。
世間を賑わせた、というより恐怖に落とした忘れらせない事件。
実際にはグリコの社長を誘拐し身代金を要求、彼が自力で逃げ出すことができた後にも毒入りのお菓子をスーパーに置いたと脅迫状を届け、世間を恐怖に巻き込んでしまう。
そんな事件の裏で身代金の受け渡しを指図するテープを吹き込まされた子供が大人になり、そのテープを見つけ再生した時の衝撃、そしていったい何が起きたのか、事件を探る記者とともに探っていきます。
もうひとりテープを吹き込まされた少女のその後、彼女の家族に起きた哀しい事実が明らかになっていきます。
事件にスポットを当てる作品は多いですが当事者の心の中、家族にスポットを当てたこの作品は心に残る作品です。


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